室内の明るさ その2
この建物で最も端的に現れているのが階段室です。
1Fの平面図を見て下さい。(下図左)
四方部屋に囲まれ窓といえば突き当りの湯沸コーナーの小さな窓だけです。
普通なら照明を点けなければ足元もおぼつかなさそうに思われるのですが、この部屋が自然光で意外と明るいのです。
一つは、北側階段踊り場にある大きな引違いの高窓。、そして、もう一つが事務室側の片引き戸とその袖壁部分。
袖壁部分も片引き戸のガラス格子戸と似たデザインにして直接自然光の入る事務室からあかりをとっています。
中々、よく考えられています。
(本田)
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