時計が止まった空間、というのはこういう建物を指すのでしょう。
当時の様子が、目の前に繰り広げられるようです。
案内の建築の先生に水を向けられた、昔ここに勤めておられた郵便局員さんが、当時のことを、滔々と語りだされました。それがとてもわかる気がしました。
長い間、倉庫として利用されていて、近年、空き家になっていたそうです。
それを昨年末から、有志の方によって清掃され、それも一段落し綺麗になったので、昨日(2014/3/22)が、お披露目の会のようなものでした。
これから、修繕や利用方法を考えていきます。
くみ取り式の便所・セメント整形の流し台に昔風のカラン・小さな燃焼装置(カマド?)と煙突。
石油系燃料が普及する昭和40年頃以前の、日本の生活の形がそのまま残っていて、それが「環境学習」的には
とてもいいもののように思われました。
今津には、他にもいくつかの面白い洋館意匠が残っています。
(本田)